マカロン紀行 エクサン プロヴァンス

フランス 地方のマカロンを求めて

南仏 フランス1の港町マルセイユから
バスで40分ほど北に行ったエクサンプロヴァンスに行ってきました。

芸術、学術の街とも言われプロヴァンス地方の
観光の拠点にもなっています。
また画家 セザンヌの出身地としても有名です。




ここではルイ ブリュネというお菓子屋でマカロンを食べました。

ここのマカロンは小粒の3cmほどの表面がひび割れた
ダックワーズに近い感じの生地にバタークリームがサンドしてありました。
その為冷蔵のショーケースではなく常温で売られていました。
例外で2〜3種類溶けやすいものが冷蔵に置いてありました。


バリエーションは15種類はあり選ぶのが楽しかったです。






触感は表面がかすかにサクッとして中はしっとりアーモンド
の味がして甘かったです。
クリームも甘く、少し口に残る感じがしました。
外見は小さくてケースに入れてもらうととてもかわいらしかったです。



お店も狭いながらも奥に厨房が見えて
フランスの田舎の家の中のようにディスプレイされていて
素敵でした。
お店のマダムも
「ここで全部作っているのよ!」と笑顔で話してくれました。



エクサンプロヴァンスにとても似合う
小さな素敵なパティスリーでした。

マカロン紀行 カシス

フランス 地方のマカロンを求めて

フランス南部 青い海と小さな港とカランクの町
カシスに行ってきました。

カランクとは細長い入り江の事で
隣にある大都市マルセイユとカシスを20kmにわたり
このカランクが点在しています。





ここでは街の広場で開かれているマルシェで
マカロンを食べてきました。



味はとても甘く外で売られていたので
サンドされている物もジャムなどでした。
外で売る場合にはこういったものになってしまうのかなぁ。と
云う感じで、日本人目線で見ると衛生面、管理が気になってしまいます。

ただ、市場には活気があってそういった所で見る食べ物には
おいしそうに見える魔法が掛けられているような気がしました。

マカロンタワー

自分が働いている店にマカロンタワーの特別注文が入りました。

普段作っておいたマカロンを使って円錐状に貼り付けています。
この大きさを作るのにかなりの量を使っています。

うちの店のシェフはシンメトリー(左右相称)よりも
アシンメトリーを好んでいるので他のケーキもそうですが
色々な色をバラバラに使って作り上げていきます。


マカロン紀行ビアリッツ

フランス 地方のマカロンを求めて

こちらもスペイン国境近く サンジャンドリュズの隣町

ビアリッツという街にやってきました。

バイヨンヌからバスで40分くらいの
ビーチがある近代的なリゾート地。
波が高くてサーフスポットになってるみたいです。



ここではアダムというケーキ屋でマカロンを食べました。

1660年、バスク地方のサン・ジャン・ド・リュズという小さな港町で
ルイ14世とスペイン王女マリア・テレサとの婚礼が行われることになりました。
町はロイヤル・ウェディングに湧き、
国王と未来の王妃に次々にお祝いの品を献上します。
その中に、アダムという菓子職人もいました。
アダムはマカロンを国王に献上しますが、国王、王太后、そして未来の王妃もことのほか喜んだ、とのことです。
そのロイヤル・ウェデイングの年に創業した菓子店アダムが今でもあり、
当時のレシピを守ったマカロンを売っているそうです。


お店のインテリアなどは高級感があって
国王に献上したという歴史を店そのものでも味わえました。






見た目は少し和菓子のようで
味はバニラの味が強くとても甘く素朴で
食感はネチッとしてて少し重たい感じで
一つ、もう一つと食べているうちに止まらなくなっていきます。






アダムのマカロンを食べながらフランスの歴史を感じ浸るのもいいかもしれません。



次回、マカロン紀行 地方のマカロンを求めて サンテミリオンです。